Season 7 Review #ForzaHorizon4
厄介な4週間であった。
それでも終わってしまえば大したストレスに思えなかったのは、私が「そういうゲームなんだから黙ってやることやるだけ」と考えることができたからで、普通人間というものはそこまで割り切って行動できるものではない…と、私の心身を診てもらっている主治医に言われてしまった。
つまり、このゲームのやっていること(Horizonプレイリスト)はおよそ常人に理解できるものではなかった。
4週間の中で1番面倒に思えたのはやはり「オンラインロードトリップの資格獲得」だろう。最初の1週間(夏)の内に"過去のシーズンにオンラインロードトリップを一度もプレイいない状態"から資格獲得を目指そうとするなら、まずクイックプレイで参加したいアドベンチャー(レースorプレイグラウンドゲーム)のレベルを3に上げ、そこからランカーアドベンチャーの"予選"(初参加の場合は10回も消化しなければならない)をクリアする必要がある。
唯一の救いはそこに勝敗が絡まないことであるが、それにしても当初オンライン前提ではなかったゲームバランスを段階的に(しかもユーザーには黙って)オンライン前提へと変化させた上、それを『困難なチャレンジをクリアして車を手に入れる達成感を味わってほしい』という言葉にすり替えたFH4運営(Playground Games広報:Retroklyrstal氏が公式フォーラムに投稿した内容を要約したもの)には大いに失望させられたユーザーも多いと思う。
何故据置機のゲームでソシャゲみたいに「限定キャラ」の概念を持たせるのだろうか?私にはそれが理解できない。背景を紐解いていけば「オンラインプレイのアクティブユーザー数を確保したい(=つまり"ゴールド メンバーシップ"による収入)」運営の思惑が見え隠れしてくるし、決して快いものではない。
短期的には(縛り付けるような形で)オンラインプレイのアクティブユーザー数が増えても、この半年間で離れてしまうユーザー数も相当いるのではないのだろうか?
そういった不安と不満を感じつつ、そして周りの阿鼻叫喚を聞きながら4週間を終えた。結局先日のUpdate 8公開ライブストリームのコメントもブーイングの嵐だったし、運営とユーザー間で意見の乖離が見て取れた。
それでもユーザーから寄せられた意見を全くもって聞いていないわけではないのだが、それが『上位報酬をプレイリスト進捗率100%から80%に変更(どうしてもオンラインロードトリップは避けられないギリギリの比率である)』という対症療法策だった為、根本的な解決にはなっていないのが実情である。
こうして不満ばかりを書き連ねては来ているが、それでも私は今後もForza Horizon4をやり続けることだろう。
「二度とやらんわこんなクソゲー」と言いつつまた手を出してしまう…そういう手のゲームなのだ。